理事会・委員会議事録

 

第125回理事会
(1月27日午後1時から,東京・虎ノ門パストラルホテルにおいて第125回理事会が開かれ次の議案が審議された.)

議題
(1)報告事項
  1)一般報告
  2)委員会報告
      総務委員会
      財政委員会
     編集委員会
     学術委員会
     国際交流委員会
  3)シンボルマーク使用権譲渡に伴う覚書締結について
  4)国際労働衛生学会シンポジストの推薦について
  5)日本医学会,日本学術会議について
  6)その他
(2)協議事項
  1)第15期副理事長の選任について
  2)第15期常任理事の委嘱について
  3)第15期各種委員会委員の委嘱・同委員長の任命について
  4)第15期支部長の選出について
  5)倫理委員会の設置に伴う外部委員の委嘱について
  6)日本農村医学会の個人情報保護方針および個人情報保護規程の制定について
  7)第54回日本農村医学会学術総会収支決算について
  8)第55回学術総会演題募集要領について
  9)第16回国際農村医学会及び第10回アジア農村医学会開催報告について
 10)第55回学術総会に対する経費支出について
 11)特別研究プロジェクト各部会事業の実施状況について
 12)平成18年度全共連委託研究課題の推薦について
 13)第56回学術総会について
 14)現地理事会及び今後の会議日程について
 15)その他


第15期副理事長に浜田・藤原理事を選出
 去年10月19日の第124回理事会において副理事長2名の推薦については,今回の第125回理事会で正式決定することとしていたが,理事長より浜田正行理事と藤原秀臣理事が推薦され互選により承認された.なお,浜田副理事長は学術・学会を,藤原副理事長は総務・編集を担当する事とした.

日本農村医学会の個人情報保護方針および個人情報保護規程を制定
 昨年4月からの個人情報保護法施行に伴ない,学会としても個人情報保護方針を制定しておかなければいけないということで提案され承認された.制定の目的は,個人情報を目的外に利用しないこと,苦情処理に適切に取り組むことなどを宣言するとともに関係法令等を遵守し確実な励行に務める.施行日は1月27日からとした.なお,個人情報保護方針は理事長名でホームページにも公開することとした.
                        (個人情報保護方針参照)

第54回日本農村医学会学術総会収支決算を承認
 昨年10月に長野県・軽井沢町で開催された,第54回日本農村医学会学術総会の収支決算が承認された.収入・支出の総額は31,545千円.



第10回アジア農村医学会を開催
 平成17年11月24日(木)から26日(土)の3日にかけて,栃木県藤原町の鬼怒川温泉ホテルニュー岡部にて,第10回アジア農村医学会が開催された.参加者は,251名(国内149名,海外102名,参加国数19カ国).アジア農村医学会は,1975年に初めて開催されてから3年ごとにアジア各国で持ち回りに開催され,各国各地域の医療に関する諸々の問題を持ち寄り討議がされている.基調講演に「Health and Civilization」WHO西太平洋事務局長 尾身 茂 先生,特別講演1に「The Course of the Collaborative Medical Care on Rural Population of China in the Past Five Decades.」国際農村医学会アジア部会会長 張 自寛 先生,特別講演2に「Health Promoting Rural Communities in Japan : Paths to the Future.」島根大学副学長 山根洋右 先生,特別講演3に「The State of the Art of Gastric Cancer Treatment in Japan」千葉大学先端応用外科学教授 落合武徳 先生,また,初の試みとなった世界家庭医学会(WONCA)とのジョイントパネルディスカッション11題に加え,会長講演「Obesity in Rural Medicine」を特別プログラムとして開催した.一般演題では,合計102題(Oral40題,Poster62題)が出題され,農機具災害・農薬中毒・予防活動・食と疾病等々のセッションに分かれ発表が行なわれ,各国の関心の高さが伺えた.


第55回学術総会演題募集要領が決まる

 第55回学術総会の演題募集要領が承認された.今回の主な要領は次の通り.
 (1) 一般演題の発表形式は,口演発表とポスター発表のみとする.
 (2) 演題登録はインターネットによる登録のみとする.
 (3) 演題登録がJ‐STAGEの予稿集公開システムを利用して行われることから, 
    登録の締め切りを連休前の4月27日(木)とする.



第55回学術総会に対する経費支出を承認
 例年どおり,国内の学術総会に対する経費支出のための,学術総会積立特定資産の取り崩しが承認された.3月末までに第55回総会学会長に対し支出される.



委員会報告
(平成18年1月27日午前11時から,東京・虎ノ門パストラルホテルにおいて総務委員会をはじめとする各種委員会が開かれ,午後に開催の第125回理事会への提出議案を中心に審議が行なわれた.審議事項,審議の概要は次のとおりである.)


総務委員会
1.審議事項
  (1) シンボルマーク使用権譲渡に伴う覚書締結について
  (2) 第15期副理事長の選任について
  (3) 第15期常任理事の委嘱について
  (4) 第15期各種委員会委員の委嘱・同委員長の任命について
  (5) 第15期機支部長の推薦について 
  (6) 倫理委員会の設置に伴う外部委員の委嘱について
  (7) ホームページ小委員会委員の委嘱について
  (8) 日本農村医学会の個人情報保護方針および個人情報保護規程の制定について
  (9) 現地理事会および学術総会会長招待招宴のあり方について
  (10) 通常総会時表彰式時の諸表彰状形式について
  (11) その他  

2.審議の概要
  (1) シンボルマークについては,毎年学術総会で利用する度に著作権料として数万円支払って対応
     してきたが,今後作成者から本学会に使用権譲渡を得るため金4万円で企画クオリテイ―と
     平成17年12月10日に譲渡締結したことを了承し,このまま理事会に報告することにした.
  (2) 第15期副理事長には,浜田正行・藤原秀臣,両理事が推薦される事を了承し,このまま理事会
     の協議に付することにした.
  (3) 第15期常任理事には,理事長・副理事長の他,大淵宏道・川村功・久野邦義・明石光伸・関口善孝・
     夏川周介,理事が選出される事を了承し,このまま理事会の協議に付することにした.
  (4) 第15期各種委員会の委員長には,総務委員長・明石光伸,財政委員長・関口善孝,編集委員長・
     椎貝達夫,学術委員長・大淵宏道,国際交流委員長・川村功,倫理委員長・浜田正行理事がそれ
     ぞれ任命されることを了承し,このまま理事会の協議に付することにした.
  (5) 第15期支部長には,北海道・東北地区 大淵宏道,関東・甲信越地区 川村功,東海・北陸地区 
     久野邦義,西日本地区 明石光伸理事が選出されることを了承し,このまま理事会の協議に付する
     ことにした.
  (6) 外部委員として,全厚連顧問弁護士である宮原守男弁護士が委嘱された.
  (7) ホームページ小委員会に,明石光伸,坂本哲也,服部光治,近藤國和の各先生を委嘱することを
     了承し,このまま理事会の協議に付することにした.
  (8) 日本農村医学会として個人情報を保護することは本学会の社会的責任・責務であると考え個人情報
     保護方針及び個人情報保護規程を原案どおり了承し,このまま理事会の協議に付することにした.
     (平成18年1月27日より施行)
  (9) 現地理事会については,平成19年度からのあり方について検討することとなった.
  (10) 従来,額に入った表彰状であったが,次回よりホルダー方式にすることとなった.

財政委員会
1.審議事項
  (1) 第54 回日本農村医学会学術総会収支決算について
  (2) 第55回学術総会に対する経費支出について
  (3) その他
2.審議の概要
  (1) 公正妥当である.原案どおり了解し,このまま理事会の協議に付することにした.
  (2) 第55回学術総会に対する経費支出を確定する為には,学術総会助成積立特定資産取扱規定第3条
     第2項により理事会の議決を経て行なう事になっており,財政委員会としては助成金支出を了承
     し,このまま理事会の協議に付することにした.
  (3) 特別研究助成積立特定資産支出は,特別研究プロジェクト経費の実績・計画を勘案し,6月の
     理事会に提案することとした.


編集委員会
1.審議事項
   (1) 日本農村医学会雑誌の発行状況について
   (2) 第55回学術総会演題募集要領について
   (3) 研究奨励賞選考委員会の日程について
   (4) その他
2.審議の概要
   (1) 第54巻5号は理事会にて第55回学術総会の演題募集要領が決定次第に印刷発行する.その他
      原稿も順調に集まっているので予定通り他の号も発行する予定である.
   (2) 学会雑誌の原稿(再校)をもとに確認了承し,このまま理事会の協議に付することにした.
   (3) 第8回研究奨励賞選考委員会を4月22日(土)に開催することにした.
   (4) 委員長より,編集委員はきわめて多忙かつ要職の方々ばかりで,毎月全員の出席を義務付ける
      のは難しいので,全員が集まるのは隔月々とし毎月は編集委員長と編集委員1名でその月に
      集まった論文の仕分けを行うとの提案があり,了承された.ただし,編集委員会のスケジュール
      はすでに7月まで決まっているので,それ以降この案に添うこととなった.また,この件は理事会
      に報告する事とした.

学術委員会
1.審議事項
   (1) 第55回学術総会演題募集要領について
   (2) 特別研究プロジェクト各部会事業の実施状況について
   (3) 平成18年度全共連委託研究課題の推薦について
   (4) 研究奨励賞選考委員会の日程について
   (5) 現地理事会および学術総会会長招待招宴のあり方について
   (6) 特別研究プロジェクト拡大学術委員会の委員変更について
   (7) その他
2.審議の概要
   (1) 学会雑誌の原稿(再校)をもとに確認了承し,このまま理事会の協議に付することにした.
   (2) 農薬中毒部会,農機具災害部会は実務レベルの集計現場責任者を決めて集計を開始した.
      生活習慣病部会はPC上でのデータの保存・集計の可能なCDが完成したので調査票などと共に
      近日中に送付することにした.
   (3) 単年度研究6題,2年間研究2題の応募について,それぞれ順位をつけて全共連に推薦することと
      し,理事会の協議に付することにした.
   (4) 学術委員会からの選考委員は委員長,副委員長とし,日程は4月22日とした.
   (5) 今後簡素化を検討する事とした.
   (6) 研究責任者の立身,椎貝,藤原の3人に浜田副理事長,学術委員の5人,川口義明先生の10人と
      することを理事会の協議に付することにした.

国際交流委員会
1.審議事項
   (1) 第16回国際農村医学会について
   (2) 第10回アジア農村医学会開催報告について
   (3) その他

2.審議の概要
   (1) 第16回の国際農村医学会議は,今年6月18日から21日,イタリアのロディ,ミラノから30kmの
      場所で開催される.学会長は,Claudio Colosio先生.すでに会員には1月10日に,国際農村
      医学会アジア部会事務局のほうから参加資格,登録料,演題提出締め切り(3月30日)等の
      案内が送付されている.
   (2) 平成17年11月24日(木)から26日(土)の3日にかけて,栃木県藤原町の鬼怒川温泉ホテルニュー岡部
      にて,第10回アジア農村医学会が開催された.
      資料は,原案どおり了解し,このまま理事会の協議に付することにした.
      また,24日の第10回アジア農村医学会総会において,国際農村医学会アジア部会の役員改選が
      行なわれた.名誉会長の若月俊一先生(日本),名誉理事のKim先生(韓国),会長の張 自寛先生
      (中国),第一副会長は次の学会を3年後にインドで行なうRajendra V. Patil先生、第二副会長
      は川村 功先生(日本).事務局長は松島松翠先生(日本)から夏川周介先生(日本)に交代した.
      また,日本からの理事は林 雅人先生,山根洋右先生が留任され,藤原秀臣先生が新たに加わった.
   (3) 日本の中で地域医療が存続の危機という問題をはらんでいるので,地域医療の国際交流を今後の
      テーマの一つとして検討する事とした。



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