理事会・委員会議事録

 

第129回理事会

(6月29日午後1時から,東京・虎ノ門パストラルホテルにおいて第129回理事会が開かれ次の議案が審議された.)

議題
(1) 報告事項
  1) 一般報告
  2) 委員会報告
     総務委員会
     財政委員会
     学術委員会
     編集委員会
     国際交流委員会
  3)ホームページの利用状況について
  4)平成19年度全共連委託研究事業について
  5)国際農村医学会および第11回アジア農村医学会議について
  6)日本農村医学会英文誌と国際農村医学会ジャーナルの統合計画に基づく
    外注化の検討結果について
  7)日本医学会について
  8)その他
(2)協議事項
  1)第56回学術総会プログラムについて
  2)平成19年度日本農村医学会賞,同・金井賞及び日本農業新聞賞について
  3)平成19年度日本農村医学会研究奨励賞について
  4)名誉会員の推薦について
  5)第57回(平成20年度)学術総会会長について
  6)次々期(第58回・平成21年度)学術総会会長について
  7)特別研究プロジェクト事業の実施状況と平成19年度研究計画について
  8)第16期役員及び評議員候補者について
  9)第16期理事長選出手続きについて
  10)特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて
  11) 平成18年度収支決算見込みについて
  12)平成19年度事業計画(素案)及び収支予算案(骨子)について
  13)総会の日時・場所及び附議事項について
  14)今後の会議日程について
  15)その他

平成19年度日本農村医学会賞,他二賞決まる
 
 平成19年度日本農村医学会賞と同・金井賞及び日本農業新聞賞が決まった.表彰式は,来る10月11日開催の第56回通常総会終了後,日本農村医学会研究奨励賞と同様,同会場において行なわれる.
 第39回 日本農村医学会賞
  明 石 光 伸 (大分県厚生連鶴見病院長)
 第33 回 日本農村医学会金井賞
  小 林 和 衛 (長岡地区JA高齢者助け合い活動代表)
 第14回 日本農業新聞賞
  依 田 発 夫 (長野県高齢者生活協同組合理事長)

平成19年度研究奨励賞決まる
【和文誌】
1.メディカル部門
 氏 名大林 浩幸
 職 名東濃厚生病院 内科
 論文名「農村部住民におけるメタボリックシンドロームの実態(アデポサイトカインとの関連性の検討)」〔第55巻5号(2006.1)〕
 推 薦日本農村医学会編集委員会
2.コメディカル部門
 氏 名平間 好弘
 職 名総合病院取手協同病院 施設課
 論文名「当院における光熱経費削減(省エネルギー)の成功−決め手は瞬時最大消費電力量(デマンド)の抑制にあり−」〔第55巻2号(2006.7)〕
 推 薦日本農村医学会編集委員会
【英文誌】
1.メディカル部門
 氏 名新谷 周三
 職 名総合病院取手協同病院 神経内科
 論文名「False-negative and False-positive Diffusion-weighted MR Findings in Acuts Ischemic Stroke and stroke-like Episodes」〔JRM Vol.1-1(2005.10)〕
 推 薦日本農村医学会英文誌編集委員会

受賞者には,副賞として賞状のほか記念盾及び賞金5万円が贈られる.

第16期役員・評議員候補者決まる
 本年10月の役員改選に向け,理事・監事及び評議員候補者が今回の理事会で決定した.
 評議員は第130回理事会で選任,理事及び監事は第42回評議員会で選任され,第56回通常総会において会員の承認を受ける.
 また,改選後の新理事長は,理事長選出内規に基づき,評議員会において選任された直後に開催される,第131回理事会において選挙により選出する.

役員改選・理事長選挙スケジュールについて
役員・評議員候補者決定   第129回理事会
選挙管理委員会の立上げ  第129回理事会
理事長選挙公示      9月10日まで
同,立候補・推薦届出期限 9月20日まで
同,候補者名通知     9月30日まで
第130回理事会(現任)    10月10日(水)
第42回評議員会(新任)  10月10日(水)
第131回理事会(新任)    10月10日(水)
第56回通常総会      10月11日(木)

第57回(平成20年度)日本農村医学会学術総会会長は
総合病院取手協同病院名誉院長の椎貝達夫先生に交代
 昨年10月12日に開催した第55回通常総会において,第57回(平成20年度)学術総会会長に中山拓郎先生(高知県厚生連・前JA高知病院長)が承認され,その後鋭意開催の準備をされてきたが,さる5月諸般の事情により急遽学会長を辞退されるに至った.
 後任の学会長人事については,5月25日の緊急常任理事会で協議し,その後,茨城県厚生連総合病院取手協同病院名誉院長,椎貝達夫先生の内諾を得て,今回の理事会で了承を得た.開催日は,平成20年11月13日(木),14日(金)の2日間,茨城県つくば市「つくば国際会議場」を会場にして開かれる予定である.
 なお,この件については,10月11日開催の第56回通常総会議案に「次期(平成20年度・第57回)学術総会会長の承認に関する件」として提出され,正式に決定される.

大井利夫氏を名誉会員に推薦
 山根理事長から大井利夫氏の名誉会員への推薦があり,第56回通常総会において名誉会員に推挙することになった.
    大 井 利 夫(上都賀総合病院名誉院長)        
理事(1992年〜2005年),常任理事(1996年〜2001年),副理事長(2001年〜2005年)

第56回日本農村医学会学術総会の概要
 平成19年10月11日(木)・12日(金)の2日間,新潟県長岡市のホテルニューオータニ長岡をメイン会場にして開かれる第56回日本農村医学会学術総会(学会長:長岡中央綜合病院長,吉川 明先生)のプログラム(案)が了承された.総会テーマは,「地域医療を守る―新しい流れの中で―」.
1.主な概要
  (1)学会長講演
   長岡中央綜合病院における消化器疾患治療の変遷
                    長岡中央綜合病院 吉川  明
                (司会)安城更生病院   久野 邦義
  (2)特別講演
   中越大震災から ― 生きる力を ―
               衆議院議員(旧山古志村村長)長島 忠美
                (司会)秋田組合総合病院 坂本 哲也
  (3)教育講演
   慢性肝炎治療の確立を目指して
                    虎の門病院分院  熊田 博光
                (司会)長岡中央綜合病院 吉川  明
  (4)シンポジウム 
   I.新研修医制度と医師確保対策
                (司会)鈴鹿中央総合病院 浜田 正行
                        海南病院 山本 直人
   II.少子高齢社会を迎えた農山村における地域医療の現状と対策
                (司会)山本組合総合病院 大淵 宏道
                    富士見高原病院  井上 憲昭
   III.高病原性鳥インフルエンザと新型インフルエンザ・パンデミックへの対応
              (司会)大分県厚生連鶴見病院 明石 光伸
                  東北大学       賀来 満夫
  (5)ワークショップ
   I.院内感染の現況と予防対策
                (司会)坂下厚生総合病院 松井遵一郎
                      上越総合病院 外山 譲二
   II.メタボリックシンドロームの予防・診断・治療
                (司会)土浦協同病院   藤原 秀臣
                    島根大学     塩飽 邦憲
  (6)モーニングセミナー 
   I.機能性消化管障害の合理的アプローチ
            独立行政法人国立病院さいがた病院 松枝  啓
   II.脂質低下療法の現状と今後の展望
                    自治医科大学   石橋  俊

  (7)ランチョンセミナー 
   I.これからの認知症治療戦略 〜軽度から高度まで〜
                    鳥取大学     浦上 克哉
   II.胃癌の化学療法について
                  新潟県立がんセンター 梨本  篤
   III.メタボリックシンドロームをどう捉える?
                    順天堂大学    河盛 隆造
   IV.高齢化社会における慢性腎臓病(CKD)への取り組み
                    新潟大学     下条 文武
   V.小児気管支喘息治療最新の話題
            独立行政法人国立病院機構福岡病院 西間 三馨
   VI.変形性膝関節症の病態と保存治療のup-to-date
                    新潟大学     大森  豪
  (8)一般公募 352題(口演210題・ポスター142題)

平成19年度全共連委託事業について
1.高齢者における血清ビタミンD(25-(OH)D3)濃度,およびビタミンD製剤補充の歩行能力・生活機能・転倒に及ぼす効果に関する研究(単年度)
 研究期間 :平成19年4月〜平成20年3月
 主任研究者:戸村 成男(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)
 研究協力者:奥野 純子(同・講師)
 研究費  :850,000円
2.抗高脂血症薬であるprobucolの抗酸化作用を用いた非アルコール性脂肪性肝炎に対する新しい治療法の検討(単年度)
 研究期間 :平成19年4月〜平成20年3月
 主任研究者:徳毛 宏則(廣島総合病院消化器科主任部長)
 研究協力者:石田 邦夫(同・副院長),小松 宏尚(同・消化器科主任部長代理),浅本 泰正(同・消化器科部長),横道 春奈,中原 隆志(同・消化器科),台丸  裕(同・病理研究検査科主任部長),碓井 裕史(同・健康管理課主任部長)
 研究費  :850,000円
3.認知症患者を在宅において看取るためのケアのあり方(単年度)
 研究期間 :平成19年4月〜平成20年3月
 主任研究者:宮原 伸二(NPO法人総合ケアシーザル理事長)
 研究協力者:塚原 貴子(川崎医療福祉大学保健看護学科准教授),中村 陽子(甲南女子大学看護学科教授)山下 幸恵(NPO法人総合ケアシーザル所長)
 研究費  :850,000円
4.網膜血管画像による経時的動脈硬化度診断システムについて(単年度)
 研究期間 :平成19年4月〜平成20年3月
 主任研究者:羽田  明(千葉大学大学院医学研究院環境衛生学講座公衆衛生学教授)
 研究協力者:服部  聡(同・大学院生)
 研究費  :850,000円
5.腹腔鏡下胃切除における費用効果の調査研究(単年度)
 研究期間 :平成19年4月〜平成20年3月
 主任研究者:近藤 征文(札幌厚生病院副院長)
 研究協力者:川村 秀樹,本間 重紀,横田 良一(同・外科医長)
 研究費  :850,000円
6.人間ドック検診を通してみた,本邦成人の甲状腺機能異常症の発現頻度の研究(単年度)
 研究期間 :平成19年4月〜平成20年3月
 主任研究者:川崎 君王(倶知安厚生病院副院長)
 研究協力者:紅粉 睦男(札幌厚生病院部長),真尾 泰生(共済ビル診療所所長)
 研究費  :850,000円

特別研究プロジェクトの実施状況について
 平成17年度を初年度とする特別研究プロジェクトは,農薬中毒,農機具災害,農村における生活習慣病の3つの部会を設け,それぞれの部会は統括責任者を置き,各支部単位に置かれる拠点責任者の協力のもとに研究が進められている.統括責任者は,農機具災害部会が立身政信理事,農薬中毒部会が椎貝達夫理事,生活習慣病部会は藤原秀臣副理事長が.各支部の拠点責任者には,北海道・東北に八百坂透監事,関東・甲信越に椎貝達夫理事,北陸・東海が浜田正行副理事長,西日本支部は藤井康宏理事が担当している.3プロジェクト事業の平成18年度研究概要および 平成19年度研究計画は次のとおり.
I.農薬中毒部会(統括責任者:椎貝達夫・取手協同病院名誉院長)
 1.平成18年度研究概要
    症例の収集を続ける.
    パラコート中毒症例を文献から収集し,治療法と予後の分析を行なう.
 2.平成19年度研究計画
 (1)事業方針
   1)引き続き症例収集に努力する.
   2)農薬による死亡例を募集する.
 (2)調査研究項目と研究内容
    1) 年齢・性,中毒を起こすきっかけ(曝露,自殺企画等),原因となった薬物,地域性等について分析する.
各施設の実務担当者と密接な連絡をとり,症例の収集を促す.
II.農機具災害部会(統括責任者:立身政信・岩手大学保健管理センター教授)
 1.平成18年度研究概要
 (1)研究概要
    1) 厚生連病院からの症例報告による調査においては,農薬中毒部会と連携してデータの収集に努めたが厚生連病院からの報告はわずかであり,実態を把握できているとはいえない状況である.症例の報告を徹底させる打開策として,各病院の各診療科に往復葉書によって農機具災害(農薬中毒)例の有無を確認し,有と回答した病院(診療科)に詳細調査を依頼する仕組みを検討中である.
    2) JA共済の事故状況報告による調査においては,過去に行なわれた同様の方法による調査研究との比較検討を行ない,農業用手具等を含めた農機具災害の「農作業内容と関連した地域性」等を再確認するためには,現状の収集状況に見られる地域間の『温度差』を無くす必要がある.より回答を簡易にするため調査票の改訂(コード表への記入を改め,報告欄に記載された内容をそのまま転記するなど)等の対策を検討中である.8月にワーキンググループ検討会を開催し,抜本的な今後の進め方を検討する. 
 2.平成19年度研究計画
 (1)研究計画
    1) 事業方針
 減少の傾向が見えない農機具災害の対策につながるデータの収集を行なうという所期の目的を達成するために,部会の委員会において今後の進め方をさらに検討し,データ収集の徹底を図る.
    2) 調査研究項目と研究内容
 厚生連病院からの症例報告による調査においては,一定期間における症例の有無と件数のみを葉書で調査し,その後症例を持つ医療機関に「農機具災害報告用紙」と被災者からの「農機具災害に関する全国調査への協力の同意書」の提出を求める.
 JA共済の生命・傷害共済事故状況報告については,特別指定医のもとで報告書の転記を担当する人を指定していただき,当該人に協力謝金を支払う形で毎月の報告を受けることとする.
III.農村における生活習慣病部会(統括責任者:藤原秀臣・土浦協同病院長)
 1.平成18年度研究概要
 (1)研究概要
  1)追跡調査  
    総務省コホート研究申請;施設保健所名必要
  2)サンプル採取と保存・送付方法
   [1]サンプル配布(MATRIX社)
   [2]宅急便活用(クール)
   [3]保存法;島根大学
  3)調査票
   (ア)記入,再チェックの課題
   (イ)簡便法の検討
  4)専用サーバの設置
   [1]日農HPからリンク
   [2]研究参加施設のID,パスワード
   [3]内容
     情報交換,データ収集
  5)ワーキンググループ検討会の開催
  6)平成19年4月から研究開始
 2.平成19年度研究計画
 (1)研究計画
  1)事業方針
   [1]研究の進め方とデータ収集の方法
   [2]参加施設の拡大
   [3]コホート研究の勉強会
  2)調査研究項目と研究内容
   [1]データ集積と解析法
   [2]研究施設間の情報交換
   [3]検体収集
   [4]追跡調査の実際

委員会報告

(平成19年6月29日午前11時から,東京・虎ノ門パストラルホテルにおいて総務委員会をはじめとする各種委員会が開かれ,午後に開催の第129回理事会への提出議案を中心に審議が行なわれた.審議事項,審議の概要は次のとおりである.)

総務委員会
1.審議事項
 (1) 第16期役員及び評議員候補者について
 (2) 第16期理事長選出手続きについて
 (3)平成19年度事業計画(素案)について
 (4) 名誉会員の推薦について
 (5) 第57回(平成20年度)学術総会会長について
 (6) ホームページの利用状況について
 (7) 総会の日時・場所及び附議事項について
2.審議の概要
  (1) 第16期役員及び評議員候補者について:第16期役員・評議員候補者については,内規の定める通りに,各支部で人選が進められ,5月25日の支部長・常任理事合同会議で選出された.この候補者名簿に基づいて審議を行ない,特段の問題点は認められないため,このままで理事会での協議に付することにした.
  (2) 第16期理事長選出手続きについて:第16期理事長の選出に当たっては,理事長推薦内規に従って,今理事会で選挙管理委員が指名され,以後の選出手続きはすべて選挙管理委員会の執行する所となる.当委員会としては,理事会において内規の説明を行ない,理事長に選挙管理委員の指名を要請する.
  (3) 平成19年度事業計画(素案)について:事務局で作成した素案を審議した結果,何らの問題点はなく,このままで理事会に上程することにした.
  (4) 名誉会員の推薦について:藤原副理事長が理事長宛てに,大井利夫先生を本人の同意を得た上で名誉会員に推薦した.審議にて何らの問題点もなくこの件も当委員会としてはルールの説明を行ない,理事会には理事長から提案され,その議決を経て,総会で決定される.
  (5) 第57回(平成20年度)学術総会会長について:第55回通常総会において第57回学術総会会長に承認された中山拓郎先生が,諸般の事情により学会長を辞退されるに至った.後任の学術総会会長には,総合病院取手協同病院名誉院長の椎貝達夫先生が引き受けることになった.先ほどの常任理事会で,総務委員会で学会長の選任の方法,あるいは3年先まで決めるルール作りが必要との意見が出た.理事会には,理事長と総務委員長から詳細な経過説明と学会長選任方法の明文化について提案し協議することにした.
  (6) ホームページの利用状況について:平成17年4月1日から日本農村医学会ホームページが開設され2年が経過した.利用状況,ページ別アクセス状況,農村医学会雑誌のJ-STAGEアクセス状況などについて,ホームページ小委員会からの資料をもとに審議し,これを理事会でも報告事項として報告することにした.
  (7) 総会の日時・場所及び附議事項について:原案どおり了解し,このままで理事会に上程することにした.

財政委員会
1.審議事項
 (1) 特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて
 (2) 平成18年度収支決算見込みについて
 (3) 平成19年度収支予算案(骨子)について
2.審議の概要
  (1) 特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて:平成18年度における「農薬中毒」,「農機具災害」,「農村における生活習慣病」のプロジェクト概算経費を合計200万円で見込み支出する案を全員一致で了承し,このまま理事会に上程することにした.
  (2) 平成18年度収支決算見込みについて:
全員一致で了承し,このままで理事会に上程することにした.
  (3) 平成19年度収支予算案(骨子)について:
原案どおり了解し,このままで理事会に上程することにした.

編集委員会
1.審議事項
 (1) 日本農村医学会雑誌の発行状況について
 (2) 日本農村医学会英文誌と国際農村医学会ジャーナルの統合計画に基づく外注化の検討結果について
 (3) 第56回学術総会プログラムについて
 (4) 平成19年度日本農村医学会研究奨励賞について
2.審議の概要
  (1) Vol 56 No1(5月号)はすでに会員に配布終了.
Vol 56 No2(7月号)は印刷中.
Vol 56 No3は第56回学術総会抄録集.
Vol 56 No4 についても原稿は確保されており順調に推移している.
  (2) 日本農村学会英文誌は,2005年10月に第1巻第1号を創刊後,年2回の発行をしている.また,今後は,国際農村学会の機関誌との合併号も検討されている.そのため,編集事務局体制を考えて,来年度(第3巻)からは外部の専門業者へ委託をすることとし,5社からの見積併せを行なった結果(株)アイペックに内定した.このことを理事会に報告し了承を得ることにした.
  (3) 第56回日本農村医学会学術総会プログラム(案)が了承され,理事会には吉川明学会長より説明することとした.
  (4) 平成19年4月28日に開催された研究奨励賞選考委員会の報告と提案事項を委員長の浜田副理事長から理事会に上程することとした.

学術委員会
1.審議事項
 (1) 平成19年度全共連委託研究事業について
 (2) 第56回学術総会プログラムについて
 (3) 平成19年度日本農村医学会賞,同・金井賞及び日本農業新聞賞について
 (4) 平成19年度日本農村医学会研究奨励賞について
 (5) 第57回(平成20年度)学術総会会長について
 (6) 特別研究プロジェクト事業の実施状況と平成19年度研究計画について
2.審議の概要
  (1) 日本農村医学会から推薦中であった委託研究について,全共連から平成19年3月19日付で「6研究をすべて単年度研究とし,1研究85万円,計510万円とする」旨の文書受理.理事会に報告する事とした.
  (2) 第56回日本農村医学会学術総会プログラム(案)が了承され,理事会には吉川明学会長より説明することとした.
  (3) 平成19年度日本農村医学会賞は明石光伸(大分県厚生連鶴見病院長),同・金井賞は小林和衛(長岡地区JA高齢者助け合い活動代表),日本農業新聞賞は依田発夫(長野県高齢者生活協同組合理事長)の各氏を理事会に上程する事とした.
  (4) 平成19年4月28日開催された研究奨励賞選考委員会の報告が委員長の浜田副理事長からあり,報告どおり理事会に提案する事とした.
  (5) 予定されていた中山拓郎先生(高知県厚生連・前JA高知病院長)から辞退の申し入れがあり,常任理事会で協議の結果椎貝達夫先生(取手協同病院名誉院長)にお願いすることとなり,山根理事長から要請の結果了承を得た旨の報告があり,了承された.
  (6) 3部会より18年度の研究概要と19年度の研究計画・費用見込みについての説明があり,引き続き研究を進めることとし,理事会には統括責任者から説明する事とした.

国際交流委員会
1.審議事項
 (1) 第11回アジア農村医学会について
 (2) 国際農村医学会について
 (3) 国際農村医学会事務局について
 (4) 学会誌合併について
 (5) 国際農村医学会ホームページについて
2.審議の概要
  (1) アジア農村医学会への出席者を更に募る.7/31までのEarly Registrationであれば$50安くなる旨のお知らせを7月中に行なう. 
抄録締め切りは1か月早まったので,抄録提出についての再連絡を行なう.10/31(1か月早まった).
アジア農村医学会期間中にアジア農村医学会の理事会及び総会,国際農村医学会の理事会が行なわれる.
  (2) 2009年10月13日(火)〜16日(金)カルタヘナ(コロンビア,南米)にて開催.
アメリカで開催予定であったが,急遽南米コロンビアの開催希望が強くAshok会長がそれを承諾した.コロンビアは治安が問題といわれているので参加者が安心感をもてるような方針をたてていただく.
  (3) 国際農村医学会の会員を改めて公募する.過去は日本から200人程が会員として登録されていたが,今後の会員増加について方策をたてる.日本農村医学会の評議員以上は原則会員になっていただく.この場合施設会員から会費を支払っていただく.
  (4) 日本農村医学会英文誌(JRM)と国際農村医学会誌の合併を具体的に進めるために外注化を計る.5,6社の会社の見積もりをとり,実績や場所も考慮しアイぺック社に内定.
  (5) 現在Ashok会長のもとでインドの会社がホームページ運営をしてくれている.引き続きAshok会長に依頼し,インドで運営を続けてもらう.


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