1.統括責任者:佐藤賢治・理事長/佐渡総合病院 病院長
2.令和5年度研究概要
令和5年10月19日、第72回学術総会において、佐藤統括責任者が「日本農村医学会の新たな取り組み」と題して地域医療・多職種協働部会の設立、方針について紹介した。
令和5年10月20日、第2回部会を開催、第1期活動として進めている地域医療・多職種協働に関する日農誌掲載論文(学術総会発表含む)および全国の事例調査の整理・分析方法を協議、課題の検討を行った。成果は第73回学術総会に設置される専用セッションで報告する計画とした。また、事例調査にかかる費用助成を決定した。
令和6年5月10日、第3回部会を開催、日農誌掲載論文の整理・集計結果を検討し、第73回学術総会での具体的な発表方針について協議した。事例については注目すべき具体例を紹介して考察する方針とした。委員から今後の分析方法や部会の提言に向けた進め方に関する積極的提案がなされた。
令和6年8月26日、第4回部会を開催、発表担当者より発表内容の概要を提示し、第73回学術総会発表の最終化に向けて調整する予定。。
3.令和6年度計画
(1)事業方針
令和5年度の第1期で行った日農誌の集計と分析、事例の探索と調査を継続する。地域医療の実践における課題と対応方法について、共通するもの、地域ごとに個別化すべきものに整理してまとめる方向で検討する。また、整理した結果を踏まえて実践に必要な体制についても検討する。
(2)年度計画
1.部会の開催 令和6年10月15日(第73回学術総会会期中)に第5回部会をハイブリッド開催する。 令和7年10月までの1年で4回程度の部会開催を計画する。
2.特別研究プロジェクト企画での発表 第73回学術総会「特別研究プロジェクト企画」の専用セッションで第1期活動報告を行う。 その後の発表は、第74回学術総会を予定する。
(3)令和6年度 経費見込額 100万円
4.今後の活動方針
部会の方針は、組織・職種の垣根を越えた現場目線で、多職種協働による地域医療の実践に向けた提言を学会内外に行うことである。多職種が集まる当学会の特徴を活かし、部会メンバーの追加を考慮しながら多職種からの多様な意見を元に実践性のある提言を求めていきたい。